アダルトチルドレン・毒親問題

弁護士がアダルトチルドレン・毒親の問題を取り上げる理由

アダルトチルドレン・毒親とは・・・

最近はタレントさんの中でも生い立ちや幼少期のことをカミングアウトする方々も増えてきて、以前よりもかなりこれらの言葉は広く知られるようになってきました。

アダルトチルドレンとは、「機能不全家庭で育ったことにより、成人してもなお内心的なトラウマを持つ」という考え方、現象、または人のことを指します。

「機能不全家庭」とは、一番イメージしやすいのは親から子どもへの虐待が横行している家庭ですが、家庭が本来備えているべき、愛情に包まれ、受け止められ、リラックスできて楽しいといった性質を備えていない家庭を指します。

生活の中では色々とトラブルが起こりますから、もちろん、どんな家庭でも、
常に愛情に包まれ、受け止められ、リラックスできて楽しいといった性質を維持できるわけではありません。
しかし、これらがない状態(=機能不全)が常態化してしまった家庭が「機能不全家庭」です。
最近では、機能不全家庭の親を、過激な響きですが、「毒親」と呼ぶこともあります。

幼少期から機能不全家庭で育つと、子どもは今いる環境に適応するしか生き延びる術がないがために、機能不全家庭で生き延びるためにいろいろな思考パターンや行動パターンを身につけます。子ども時代は、それらが生き延びるために必要なものでしたが、大人になってからの人間関係の構築や社会への適応において、それらは皮肉にも大きな足かせとなります。

たとえば、機能不全家庭では、子どもはいつでも親の顔色を窺い、親の機嫌を損ねないように生きていかないといけませんから、人の顔色を過度に伺うようになり、自分の感情を押し殺します。そして、それを繰り返しているうちに、自分の感情がよくわからなくなり、次第には自分が自分ではないような感じを抱くようになります。それが進むと「離人感」を引き起こしたり、さらには「二重人格」になってしまったりもします。

また、小さい頃から、無条件に自分を受け入れられるという体験がないため、自分は愛される価値があるとは到底思えません。愛情や受容の中で人とリラックスした関係を築いたこともないため、常に人から求められる自分を過度に演出して疲れてしまったり、人を信頼できず、この人は自分を陥れようとしているのではないかという疑いの目で人を見たりし、人間関係においてリラックスした状態を維持するのがとても難しくなります。
人生は色々あるけれども総じて希望をもっていれば楽しいということや、自分の様々な感情「楽しい、嬉しい、寂しい、悔しい、怒り等…」をありのまま受けとめ、それを時として表現してもかまわないということを家庭内で教わる機会を持てずに大人になることを強いられます。これらは本来であれば、親が子どもに対し、生きていくスキルとして教える最も大切な事柄でしょう。しかし、それらを教わる機会がなかったがために、心から人生を楽しめず、何もやる気が起きないといったよう打つ状態になってしまうことも多いのです。

そのため、心から人生を楽しめず、抑うつ状態になってしまうということも多いです。

弁護士がホームページにおいて取り上げる理由・・・

私は、アダルトチルドレンであること、そのことによる生きづらさは、恋愛、結婚、そして育児という、いわば人が家庭を作っていくプロセスにおいて、一番如実にあらわれると感じています。
考えてみれば、アダルトチルドレンにとっては、自分の家族で見てきたこと、体験してきたことが、ある意味自分にとって「あたりまえ」なのですから、それ以外の家族関係を知りません。
しかし、その「あたりまえ」をそのままパートナーとの関係や子どもとの関係に持ち込むと、そこでは、決してあたりまえではない、機能不全家庭が作られてしまうことがあります。
また、自分がアダルトチルドレンであると自覚していて、気を付けようと思っているものの、どう気を付けたらよいかわからなかったり、過去と向き合うことの大変さなどから、結局機能不全家庭で自分がされてきたことと同じことをしてしまい、大切なパートナーや子どもを傷つけてしまう、そんな自分に自己嫌悪してますます自己肯定感を下げてしまう・・・といったこともあるでしょう。

離婚や男女問題の背景に、必ずアダルトチルドレンの問題が隠れているとまで、大それたことを言うつもりはありません。
しかし、私は、多くの離婚、男女問題を扱ってきた中で、アダルトチルドレンの視点を持ちながら事件に取り組むことで、問題のより本質に迫った解決をご提案できたり、事件に直面したことを機に自らの生きづらさを認知し、それと向き合っていくことで、以前より人生が好転するようになるというケースにたくさん出会いました。

弁護士の扱う事件には終わりがありますが、人の人生は事件の前から事件の後へと続いていくものです。
もちろん、弁護士が法律のプロとして関わることができるのは、あくまでも事件の解決という形でしかありません。しかし、多くの人にとって弁護士に依頼するということは、一生にそう何度もない一大事かと思います。その時はとても苦しいことや困難がたくさんあると思いますが、むしろそれを機に、事件解決までの道のりを通して、本当に依頼者の方により幸せになっていただきたい、そして、そのためのきっかけを作ったり、そのお手伝いを少しでもしたい、クロリスの弁護士はそう願っています。
それは他でもなく、代表弁護士自身が、色々と考え悩み、人生と向き合い、少しでも幸せを掴むという格闘を日々してきたからに他ありません。
だからこそ、離婚問題、男女問題、子どもの問題に注力している弊事務所としては、アダルトチルドレンの視点は、事件処理に際して持っておくべき視点だと捉えています。
そして、夫婦関係やパートナーとの関係に悩んでいる方々にもこの視点を共有し、自らの人生に対する気づきを得てほしいという思いもあり、ホームページで取り上げた次第です。

弊事務所でのアダルトチルドレン問題の取扱いについて

以上のような次第ですので、弊事務所では、離婚や慰謝料請求にとどまらず、たとえば、親から借金をせがまれていて困っているだとか、親が自分たちの結婚生活に必要以上に干渉してくるため距離を置きたい等、アダルトチルドレン・毒親問題で悩むすべての人々に広く門戸を開きます。

ただし、この問題は法的に解決できる問題はごく一部で、問題意識を持ったところがスタートに過ぎず、そこから、自分自身で立ち上がり心のケアをしながら、再度自分の人生を自分で歩いていくことでしか解決できない部分も多いのが実際のところです。
失った子ども時代に対する喪失感に打ちひしがれ、とても精神的に落ち込み、何もする気が起きなくなったり、親に対する怒り、そしてそんな親に対して無力であった過去の自分に対する怒りが沸いてきたりして、とても苦しい時期もあるでしょう。しかし、それはあなたのせいではありません。同じ環境を潜り抜けてきた人なら誰しもが通る道ですし、そのような感情や状態になることも、人間として当然のことです。しかも、そのような心身の状態の中でも、時には親と対話していくことが必要になることもあるでしょう。
しかし、そういった回復プロセスをおひとりで過ごすことはとても難しいので、弁護士はもちろん、カウンセラーやドクターのサポートが必要という場合もあるかと思います。弊所では必要に応じて、弁護士以外にサポートを求めるべき方をご紹介させていただくこともございます。

弊事務所の弁護士は二人ともこの問題に深い知識と関心を持っており、法制度が決して実態に追いついていないといえるこの問題に対し、積極的に取り組んでいくことを宣言致します。
ただし、アダルトチルドレン・毒親問題の悩みについては、特に法的に解決できる部分とそうでない部分があるでしょう。
あなたのお悩みについて、法的に解決できる部分とそうではない部分に分け、
今後の道筋をご提案することは、紛れもなく弊事務所の仕事ですので、まずはお問い合わせくださいませ。
お問い合わせ、ご相談は広く受け付けておりますので、お悩みの方は、ぜひ一度ご連絡ください。

離婚・慰謝料請求・DVなどのご相談は法律事務所クロリスへ
初回相談はこちらから【完全予約制】
tel:03-5361-7160
ご予約受付時間:平日10:00~19:00
※ご予約により土日祝・時間外も対応いたします
無料相談の申し込みをする
Scroll Up