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2021年03月09日(火)

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毒親問題に関する取材に回答しました

皆様、平素より誠にお世話になっております。弁護士の吉田でございます。

昨年より猛威をふるっている新型コロナウィルス感染症ですが、首都圏では緊急事態宣言も延長され、なかなか落ち着かない状況が続いています。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

 

♦ 取材を受けた記事のご紹介

さて、この度、親子問題に関する取材に回答いたしまして、そちらが以下のとおり、記事としてウェブ上に掲載されていますので、ご紹介いたします。

 

 

記事は、こちらです↓

【前編】
●「私は毒親なの?」20代の娘に通報された母…こじれた親子関係は、修復できるのか
 
【後編】
●「家を出て行った娘の居場所が知りたい」母の執念、こじれた親子関係「修復には逆効果」

 

 

 

今回の取材は、親の立場にある方から弁護士ドットコムというポータルサイトに寄せられた親子問題に関するご質問に対して、回答しました。

 

 

私は、皆さまに平素からお知らせしているとおり、親子問題については、相談者様の年齢を問わず、子の側の立場にある方の相談や依頼のみを受けることとしております。

そのため、親の立場にある方からの相談について、個別に回答する機会は法律相談の場においては、ございません。

 

 

私は、おそらく自分の経験からすると、親の立場にある方の弁護については、いくら弁護士である自分と一人の人間である自分を切り離したとしても、その方の利益を一番に考えて行うことが難しいであろうと考えており、それであれば弁護士として最初から案件をお引き受けするべきではないと判断しています。

 

 

 

また、子の側の立場にある皆様と利益が相反する立場にある親の側の立場にある方からの個別の相談やご依頼をお受けすることは、子の側の立場にある方の将来のご相談の機会をつぶすことにもなります(弁護士は利益が相反する相手からの相談をお受けすることができません)し、平素より信頼を寄せてくださっている子の側の立場にある方々の信頼を裏切ることにもなりかねないと考えています。

 

 

 

ただ、一方で、親の側の立場にある方々に対しても、個別の相談の場以外で、子の側の立場にある方々の思いや、法的な正しい知識や問題点を伝えることはできないかと考えてきました。親の側の立場にある方々にも正しい情報を届けることで、そもそも子の側の立場にある方々が、より大きなトラブルに見舞われることを防ぐことができるのではないかと考えているからです。

 

 

 

そのため、今回は、広く色々な立場の方に読んでいただければと思い、取材に応じることといたしました。取材をしてくださった弁護士ドットコムさんにおいては、私のスタンスをよく理解してくださり、結果、子の側の立場に配慮した記事として掲載していただくことができました。

 

 

 

皆様にも参考になると思いますので、興味がありましたら、読んでいただければ幸いです。

 

 

 

親の側の立場の方からの質問に回答しているため、皆さまに誤解を与えないようにと思い、本記事で説明させていただいた次第です。

 

 

 

これからも、弊所は、親子問題の子の側の立場の方を応援する事務所であり続けます。私は6年前の設立以来、日に日にその思いを強くしております。どうぞご安心くださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

♦お悩みはぜひご相談くださいませ

 

まだまだ親子関係に対しては、世間ではバイアスがかかっていると感じています。

 

 

他人同士であれば、相手の都合を考えずに昼夜を問わず電話やメールをしたり、望んでもいないにもかかわらず、突如自宅に押しかけてきたりすれば、すぐに周りは相手を不審者扱いして、被害にあっている人に対して温かいアドバイスをしたり、助力してくれます。少なくとも、被害にあっている人の被害を否定したり、我慢するようにアドバイスする人はいないでしょう。

 

 

 

しかし、親子となると、とたんに反応が変わるのです。親はあなたを心配しているのではないか、とか、親に居場所を知らせなかったあなたが悪いとか、寂しがっているのだから相手をしてあげなさい等といった、一見親切のつもりのアドバイスが、被害にあっている方を苦しめます。

 

 

 

親子関係は、実親子関係に限っていえば、法的に絶縁の制度がない点や、生物学的に血縁関係があるという特殊性はありますが、あくまでもたくさんある人間関係のひとつです。恋人同士、友人同士、夫婦の間で、仲良くしていきたいのであれば、相手が嫌がることや相手を傷つけてはいけない、もし傷つけてしまったら謝罪して関係を修復していかなければならないのと同様、親子間においても、親だからといって、一方的に子を傷つけてよいはずがありません。

 

 

 

したがって、他の人間関係におけるトラブルと同様、親子関係においても、トラブルが起きた場合は、専門家や警察をはじめ誰かに助けを求めてよいですし、そのトラブルを法的に解決する道があるのであれば解決を図るべきです。私はそのお手伝いをさせていただきたいと考えています。

 

 

 

また、親子関係には、必ずついてくる法律問題がいくつかあります。介護、扶養、相続や葬儀の問題、お墓の問題等・・・金銭トラブルがない親子であっても、これらの問題は、必ずついてくる問題です。近年では、こういった点においてもご相談やご依頼をいただき、私の方でも力をいれております。

 

 

 

親子問題について、特に子の側の立場にある方々が、すぐ近くで相談できる人を探すことはまだまだ難しいのではないかと思います。

 

 

現にトラブルに見舞われている方はもちろん、そうでなくても何かご心配なことがあれば、おひとりで悩まず、ぜひご相談いただければ幸いです。

 

 

 

お問い合わせは、こちらお問合せフォームからお願いいたします。

 

 

 

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

2021年3月9日  

弁護士 吉田美希

 

 

 

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