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2021年10月22日(金)

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  • 親子問題コラム

毒親育ちの人のための課題整理

弊所には、毒親育ちの人(機能不全家族で育った人)からのたくさんのご相談がございます。

 

 

 

今回は、毒親育ちの人にとって、人生の流れの中でどのような課題があるのか、それについて弊所ではどのようなことができるのか、という点を整理してみたいと思います。

 

 

●自立する時期●

 

 

ここでいう自立というのは、毒親育ちの人が親と物理的に距離をおき、生活を始める時期のことです。

 

 

子どものころから何となくうちの家はおかしいと思い始め、なんとなく家を早く出たいと思ってきたと思いますが、ある時、決定的に自分が親と一緒にいると、くつろぐことができない、安心できない、もっというと心身の健康を害するということに気づき、多くの人は、親と離れて生活することを模索し始めます。

 

 

 

(この時期に抱えることが多い課題)

 

・親と離れての生活を開始してから、親とどのような関係を築いていくか

 

・親に引っ越し先の住所を教えるか、教えたくない場合、住民票の閲覧制限はどうするか

 

・親から要求されている仕送りや生活費、学費の返還要求等について、どうするか

 

・親が反対している恋人との交際や結婚について、どうするか

 

・親が反対している仕事について、どうするか

 

 

 

(弊所でお力になれること)

 

・引っ越し先や引っ越しのタイミング、住民票の閲覧制限をかける必要性があるか、閲覧制限をかけられるかどうかについて

 

・親から要求されている金銭の支払い義務が法的にあるかどうか、それに関する今後の見通し

 

・恋人との交際や結婚を妨害されたとき、どう対処していくべきか。結婚式はどう行うか。

 

・勤務先に親が迷惑行為を行ったら、どう対処していくべきか

 

・何より、自分の心身の健康や平穏な生活を取り戻すために、親と距離をおきたいが、方法はないか

 

といった点について、ご相談者の方をエンパワメントしながら、アドバイスすることが可能です。

 

 

 

 

 

 

 

●自分の家庭や暮らしをつくっていく時期●

 

 

結婚してご自身の家庭をもつかどうかにかかわらず、親と離れた生活が安定すると、次は、自分の生活をきちんと整えていく時期になります。

 

 

子ども時代に身につけることが難しかった健全な生活習慣や、人間関係の構築の仕方、セルフケアの方法、自己肯定感を少しずつ身に着けていくことに集中できるようになるのは、この時期です。

 

 

一方で、結婚や子どもの誕生を通して、過去のトラウマがよみがえりやすい時期でもあります。そのため、精神的に不調になったり、理想と現実とのギャップに多いに悩まされるのもこの時期です。

 

 

(この時期に抱えることが多い課題)

 

・念願の一人暮らしを開始したが、寂しくて寂しくて仕方がない。買い物やお酒に逃げてしまう・・・

 

・恋愛がうまくいかない。相手に依存しすぎたり、逆に相手と距離をおこうとしすぎてしまう・・・・自分を尊重してくれない相手に尽くしすぎてしまう・・・

 

・パートナーと同棲を開始したが、自分の理想の家庭像にこだわりすぎて、パートナーをうんざりさせてしまっている。自分もつらい・・・

 

・パートナーと結婚式をあげるが、できれば親を呼びたくない。でもいざ呼ばないとなると、相手の両親や家族に対して、なんだか申し訳ない気持ちで、心細くて、ハッピーな気持ちになれない・・・

 

・パートナーと結婚生活を始めたが、パートナーとうまくいかない。距離感のとり方がわからない。なんとなく寂しい気持ちになる・・・

 

・パートナーは子どもを望んでいるが、自分は親子関係に問題を抱えているため、子どもをつくることに前向きになれない。良い親になれるのか自信がもてない・・・

 

・せっかく授かった我が子。けれども、子育てをするうちに、自分の父や母と自分が重なって見えてしまい、自分がこの子に対して何かひどいこと、恐ろしいことをするのではないかと不安・・・

 

 

(弊所でお力になれること)

 

これらの問題に直面している方に対して、弊所では、丁寧に話を聞き、ご相談者様をエンパワメントしつつ、一緒にどう対処していくべきか考えることができます。また、うまくいかない恋愛や夫婦関係、子育ての中にひそむ法的な問題に早くから気づき、対処法をアドバイスすることができます。

さらに、上記はいずれも弁護士が経験してきた問題ですので、ご相談者様の希望がある場合に限り、弁護士が自身の経験をもとに、具体的な対処法などの相談に乗ることも可能です。

 

 

 

 

 

 

 

●親の介護や相続に直面する時期●

 

 

早い人ですと、10代や20代のうちから直面する人もいますが、だいたい40代後半くらいになると、今度は、親が年を取り、親の介護や相続の問題に直面するようになります。

 

自分の人生だけでも精いっぱいのところ、そこにさらに親の介護や相続の問題が追加されます。親と良好な関係を築いてきて、親のことが大好きという人であっても、その気持ちだけで乗り切れないのが、介護や相続です。

 

 

毒親育ちとなれば、親に対して複雑な思いを抱えていらっしゃいますから、なおさらです。

 

 

 

(この時期に抱えることが多い課題)

 

・長年親と音信不通にしているが、兄弟から連絡がきた。親の介護について話し合いを求められている。自分としては何もしたくないのが本音だが、兄弟だけに負担を押し付けるわけにもいかず、悩ましい

 

 

・長年親と音信不通にしていたところ、親が住んでいる自治体の役所の人から連絡が入った。生活保護の申請を受けたのですが扶養できますか?という話だった。さらに役所の人いわく、認知症も疑われるとのこと。どう対応していけばよいか

 

 

・親が入院している病院の先生から電話が入った。手術の同意書を記載してほしいとのこと。親とはもう30年以上あっていないし、どうすればよいか。

 

 

・親が亡くなった。自分は一人っ子。親のことにかかわると精神的にもたない。でも何もしないわけにもいかない。どう対処したらよいか。

 

・親が亡くなった。疎遠にしていた兄弟からの連絡で知った。どうやら遺言があるらしいが、兄弟は遺言の内容に不満な様子。かかわりたくないが、何をすればよいか

 

 

(弊所でお力になれること)

 

親の介護や入院という問題に直面した際には、法的な側面から、今直面していることの中で対応が必要なことを一緒に整理していくことができます。そして、その中で、ご相談者様が対応しなければならないことはあるのか、あるとすれば、弁護士が助力できることはないか、について、ご相談者様をエンパワメントしながら、アドバイスすることができます。

 

また、相続の場面では、相続全般についてアドバイスし、必要があれば、ご依頼についてのご提案も差し上げます。

 

 

 

 

 

 

●自分の人生のしまい方について考える時期●

 

 

自分が年をとっていくと、自分の人生のしまい方について自然に考えるようになりますが、毒親育ちで親子関係に悩みを抱えていらっしゃるのであれば、若いうちから、自分の人生のしまい方について考えてもよいかもしれません。

 

 

子どもがいない場合、自分に万一のことがあった際、遺言がなければ、親が相続人になります。また、配偶者がいる場合には、配偶者と親が共同相続人になりますが、もともと親が配偶者のことを快く思っていなかった場合には、もめる可能性が高いです。

 

 

また、自分の葬儀などについて、パートナーや配偶者にきちんと頼んでおいても、親がその意向と異なることをしようとする可能性もあります。

 

 

 

(この時期に抱えることが多い課題)

 

・自分は一人暮らしであるが、事業をやっている。今自分に何かあったら、親が相続人になるが、それを機に事業のことにも、口を出してこないか心配である。

 

・自分は子どもをもたなかったが、病気になってしまった。もし何かあれば、配偶者が色々やってくれるとは思うが、親も相続人になってしまうため、配偶者と親がもめそうである。配偶者のためにも、何か対策をしておきたい

 

・自分の葬儀は、配偶者と子どもに仕切ってもらいたい。ここ10年は疎遠にしているが、従前親は配偶者のことが嫌いであった上、もともと支配的な親なので、葬儀にも口を出してくるのではないかと心配。そのようなことがないように、何か対策をしておきたい

 

 

(弊所でお力になれること)

 

弊所では、遺言の作成や、死後事務の委任に関する公正証書を作成するお手伝いができます。まずは、丁寧にニーズをヒアリングし、そのニーズに最適な対策についてアドバイスし、ご依頼についてのご提案も差し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

以上のとおり、毒親育ちの人が、人生の色々な局面において抱える課題について、弊所の弁護士は微力ながらお力になることが可能です。上記はあくまでも一例ですので、これ以外のお悩みの相談も可能です。

 

 

大事になる前に相談していただき、紛争を予防することもとても重要です。気になることがありましたら、ぜひ早い段階でご相談いただくことをお勧めいたします。

 

 

 

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