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2019年03月04日(月)

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個人の予防法務の重要性

皆様、こんにちは。吉田美希です。

本日は予防法務の重要性という観点から早期に法律相談することの有用性について説明したいと思います。

 

★予防法務とは?★

トラブル(=究極は訴訟になること)を未然に防ぐためにできる法律的な対策をとること、それが予防法務です。

 

 

イメージしやすい表現でいうと、病気にならないように日々健康管理をするということに近いです。

 

 

企業法務を扱う場面では割と浸透してきていると思われる「予防法務」ですが、まだまだ個人レベルでの予防法務というと、あまり浸透していないように思います。

 

 

私は、縁あって事業をしている方々からご相談を受けることも多いのですが、経営上、重要な局面で契約書を作成していなかったり、相手が一方的に有利になっている条項が入っている契約書に気軽にサインをしてしまっていたりする印象を受けます。

 

 

また、家族間のトラブルにおいても、口約束ではなく文書を残しておけば防げた事態や、遺言を書いておけば防げた事態なども多いです。

 

あの時あれをしておけば・・・と思う場面は経験上、枚挙にいとまがありません。

 

★「個人」レベルでの予防法務の重要性★

訴訟は、弁護士費用がかかるだけではなく、何よりも当事者の精神的負担がかかります。経済的負担は一時で済むものの、精神的負担は長く尾をひくこともあります。

 

しかも、個人間の訴訟では、弁護士が代理人になるとはいえ、当事者は訴訟準備や尋問等、弁護士と二人三脚で進めていくことになりますから、ダイレクトに自分が当事者になります。それによる精神的負担はとても大きなものです。

 

★家族だから、友人だからこそ精神的負担は大きい★

よく遭遇するのが、家族だから、あるいは長年の友人だから合意書や契約書を作成しなかった・・・というものです。

 

家族だってそれぞれがそれぞれの人生を生きています。時の流れとともに関係性が変化してゆくことだってあります。

 

血縁があるとしても、長年培ってきた強固な関係があるとしても、異なる人生を異なる価値観で歩んでいる以上、当然、考え方の違いはありますし、トラブルになることだってあるのです。

 

仲良く始めた少人数での事業等も同じです。親友同士だって各々それぞれの人生を生きています。家庭の事情もそれぞれですし、人生の目標だってそれぞれですから、最初は同じ方向を向いていたとしても、別々の方向を向くこともあるのです。

 

どのケースでも、人間関係がうまくいっているときはいいのですが、関係がうまくいかなくなったとたん、残念ながらトラブルになることがあります。そして、トラブルになった時の解決の指針を整理しておかなかったがために、訴訟まで発展してしまうケースもたくさん見てきました。

 

★早めに相談することが生きるパワーにつながる★

逆に、早めにご相談いただき、対応策をとっておいたことで、その後の紛争の拡大を予防できたこともたくさんあります。

 

人の人生は続きます。特定の裁判で戦い切ることも時には重要だとしても、裁判が終わってからご自身が疲弊しきってしまってはその後が大変です。紛争の後も生きていくパワーを蓄えておくことが大切です。

 

人生100年というのは嘘だとしても、長生き社会に生きていることは確かです。持続可能な人生をつくることは、人生設計を考えていく上で必要不可欠な視点だと思います。

 

 

まだ離婚の意思が固まっていないから弁護士には相談に行けない…

 

離婚を強く勧められたり、依頼を強く勧誘されるのではないか…

 

親にはお金を請求したいわけではないから法律相談はできないのではないか…

 

これらのご心配はクロリスでは無用です。

事が大きくなる前に

ぜひお早目のご相談をおすすめします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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