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2021年10月27日(水)

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改めて「毒親」という言葉について

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、最近、ホームページにおける記事の題名や本文に、「毒親」という言葉を多用することにしました。

 

 

 

 

理由は、私が発信している情報を、本当に届けたい人たちに、1人でも多く届けたいという思いからです。私が「毒親」の代わりに使っている「機能不全家族」という言葉は、「毒親」ほど広く知られておらず、せっかく発信している情報が、本当に届いてほしい人たちに届いていないという現状に気づきました。情報は、届けたい人に届かなければ意味がありません。

 

 

 

 

ただ、それにあたっては、私の「毒親」という言葉についての思いを多くの方に知っていただきたいなと思っていますので、今回はあらためて「毒親」という言葉について考えていることをお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

以前も私は、「毒親」という言葉の意味について考察したことがあります。

こちらの記事です。

 

 

 

 

「毒親」という言葉は、「毒」という言葉がそれなりに強烈であるため、当事者さん以外が聞くと、強烈なイメージが先行し、自分のことを棚上げして親のせいにしている甘えと理解されたり、親を一方的に断罪して過去のことに執着しているととらえられたりします。

 

 

 

さらにやっかいなことに、「毒親」という言葉は、ある種のブームとなってしまった面もあり、一時期、本の題名やインターネット上の記事の題名にたくさん「毒親」という言葉が並んだ時期もありました。

 

 

 

それにより、虐待(身体的虐待のみならず、心理的虐待や、不健全な養育も含む)を受けて育った人たちが親を指していう場合だけでなく、親との一時的なトラブルがあったことをもって自分の親のことを「毒親」といったり、友達の悩み相談に対してあなたの親「毒親じゃん」といったりするなど、カジュアルに使われている場面も見受けられるようになりました。そのため、虐待を受けて育った方たちが、自分の親のことを「毒親」といっても、ブームに乗っているだけ、何でも親のせいにするな、という毒親ブームと呼ばれた現象そのものへの批判的な言説に巻き込まれてしまい、より精神的な傷を受けるという場面も、多く目にしてきました。

 

 

 

そのため、私は、「毒親」という言葉を積極的に使うことには、とても抵抗がありましたし、今もその抵抗は小さくはなっていません。

 

 

 

 

ただ、それでも、「毒になる親」という本が出て、「毒親」という言葉が広く知られるようになったことで、これまで生きづらさを抱えてきた方たちが、もしかすると、私の今の状況は自分が毒親育ちであることに起因しているのではないか、という気づきを得られるようになったことは、「毒親」という言葉のもつ意味としてとても大きいと思います。

 

 

 

そして、そういう方々が、今自分の人生を歩もうとしていく中で、それを毒親に妨害されているとき、声を上げやすくなったのも、「毒親」という言葉がこれだけ広く知られるようになったからこそと思っています。

 

 

 

 

そのため、私は、迷いながらも、私が寄り添いたい人たちにより自分の発信している情報を届けるため、ホームページで「毒親」という言葉を多用する方針にしました。

 

 

 

こちらの記事でもお伝えしましたが、私は、毒親という言葉を、「自分主体で親の再定義をして人生の主導権を自分に取り戻すための言葉」として使っています。

 

 

 

決して親を責めるため、罰するための言葉として使っているわけではありませんし、過去のことに執着して生きるための言葉として使っているわけでもありません。

 

 

 

私の活動や、発信する情報を通して、少しでも理解していただけるよう、これからも尽力していきたいと思います。

 

 

 

 

ちなみに、最近ですと、「毒親」と似た場面で用いられる言葉として、「親ガチャ」という言葉も出てきました。子どもが親を選ぶことはできないということから、ガチャガチャにたとえて、自分の出生が当たりか外れか、ということを判断する言葉として使われているようです。「親ガチャ」が外れたという人の中には、実際に虐待を受けてきた人もたくさんいると思いますが、一方で、容姿や能力の遺伝的な要素や家庭の資力について外れたということで、「親ガチャ」外れたと言っていることも多いと思います。

 

 

 

生まれによって人生が変わる面は、絶対に否めないと思います。弁護士として色々な人と接する中でも強く実感しています。「親ガチャ」は、一言でそれを表現できるという意味では、なかなかセンスのある言葉だと思います。そのため、私は、「親ガチャ」という言葉自体は、好みの問題として自分は使いませんが、特段悪いとは思っていません。

 

 

 

ただ、この「親ガチャ」という言葉も、もし幼少期から虐待を受けて育ってきた人たちの状況を指して使うのであれば、その状況を正確に理解することを難しくする言葉なのではないか、少なくとも注意が必要な言葉なのではないかと思います。

 

 

 

 

生まれによって人生が変わる面は、絶対に否めないとも思いますが、一方で、私たち人間はいつでも自分次第で変わっていける、成長していける存在であるとも信じています。

 

 

 

毒親育ちにとって、失った時間は、あまりにも大きく、人生に絶望して身動きが取れなくなることもあると思います。しかしそれでも、私たちは、成長していける、自分を育てなおしていくことができます。

 

 

 

私は、自分も、クライアント様たちも、毒親育ちの方たちが、皆、成長していけると信じ、少しでも前を向いて自分の人生を歩んでいけるよう、心から祈りながら、これからも自分のできることを発展させていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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